Microsoft Project, Project Online について、できる限り…分かりやすく教えてください！その④
プロジェクトのリーダーになったプログラマー5年目のやすみっち。
本屋やネットで調べても正直分からない疑問を…PM経験20年でPMO のシニアコンサルタントのくらっち先輩に分かるまでしつこく教えてもらいます！
プロジェクトメンバー |
PM(プロジェクトマネージャー) |
「プロジェクトマネジメントツールは やっぱり Microsoft Project が良いの？」
「Project Onlineって何？」
「他のツールじゃダメなの？何が違うの？」
「WBS(Work Breakdown Structure)って何？」
「プロジェクト計画って何？」
などなど、こんな疑問をひとつづくゆっくり質問していきます！
一緒に分かるようになっていきましょう！
お待たせいたしました。
さっそくだけど、前回の続きでPower BIの話をしようか。
待っていました！
はい、お願いします！
この前話したようにProject OnlineのサービスはPower BIと連携できるようになっているんだ(1)。Power BIを使うと、組織内のプロジェクトの情報を統合して分析レポートが作成できる。これは特にプロジェクトマネージャーや、上位のマネジメント層にはとても役立つと思うよ。
なるほど。
具体的にはどんなことができるんですか？
まずは、プロジェクトマネージャーだったら”PROJECT STATUS”（プロジェクトステータス）レポートで、現在のプロジェクトの進捗状況がひと目でわかるようになっているんだ。
スケジュールの差異（日数）、作業時間の差異（時間）、コストの差異といったものが、数値と信号機で表示されるから、プロジェクトの状況がいいのか悪いのか、とてもわかりやすくなっている。さらにマイルストーンが完了したものとこれから起こるものが一覧で表示されたり、作業時間やコストを予実比較したものがグラフで表示されたりするようになっているんだ。
なるほど！
これならガントチャートで詳細を確認しなくても、プロジェクトの状況がすぐにわかりますね！
さらにリソースマネージャーだったら”RESOURCE ASSIGNMENTS”（リソース割り当て状況）レポートで、配下のメンバーが今どのプロジェクトで何をやっているか作業の状況も把握できる。
(以下の図は、 Project for the web でのリソースアサイン状況の表示)
これは部門の管理職だったら、仕事の割り当てするときに
すごく便利ですね！
そして、上位のマネジメント層だったら”PORTFOLIO DASHBORAD”（ポートフォリオダッシュボード）レポートで、Project Onlineに登録されているすべてのプロジェクト計画の一覧と総計が閲覧できるんだ。
つまり、社内で動いているプロジェクトの状況がこのレポートで簡単に確認できる。プロジェクトをスケジュール、コスト、作業時間の観点で信号機マークでひと目でヘルスチェックできるというわけなんだ。部下にレポート作成を頼まなくても、Power BIのレポートでいつでも確認できるから、報告する側にとっても報告を受ける側にとっても手間を削減できるし、プロジェクトのマネジメントもやりやすくなるしで一石二鳥というわけだ。
これは強力なレポートですね！
経営者だったらぜひ見たいレポートのはずです！ぜひ作り方を教えてください！
これらのレポートはPower BIのテンプレートだから、それほど手間をかけずに使えるよ。
ただちょっとだけ前準備があるのでその話はまた今度にしよう。
わかりました！
とりあえずテンプレートをダウンロードしておきますね！
(1) 第2回 Project Onlineって何？その1の図1を参照
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